3年越しの「悔しさ」に向き合う

ericoach1

所属するコーチングスクールの上位資格である、プロフェッショナルコーチトレーニングを受けています。


今年で2回目の挑戦。

去年は上澄み部分をさらうのでも精一杯で、浅瀬でジタバタ、ゴボゴボしているような感覚でした。


どうやって潜っていいのかもわからない。
どうやって考えていいのかもわからない。
一応挑戦するための受講資格はクリアしていたのですが、完全に時期尚早でした。

それでもなぜ、また今年も同じような冷や汗をかくことがわかっているのにこの場に経つことにしたのかというと、コーチになって丸3年、ずっと握りしめ続けている「悔しさ」があるからです。

コーチになって、自分との向き合い方を学んだからこそ自覚してしまった、己の情けない思考グセ。

これをどうにかしないと、どこにもいけない。

何度も腕利きのコーチについてもらって、扱い方を考えたり、捉え方を見直そうとしたりしてきたのですが、なかなかにガンコで。

こびりついてしまって、どうにもそぎ落とせずにきました。

いったいどういう思考グセなのかというのをここに書き始めるときりがないのですが、私の根深い悔しさは、もう何が原因だったのかも思い出せないくらい昔に遡っての、「マウント」から来ている気がします。

なぜか、マウントを取られることに過剰なまでに拒否反応があり、
何かの拍子にだれかに「下」に見られそうになると、みっともないほど必死で自分を守ろうとする。

あれ?何かトラウマがあるんだっけ?前世の記憶・・・?と思うくらいです。

もう少し大きなはずの自分を期待しながら、たいしたことがない自分に気づいては失望する。こんなことを繰り返していたら、いつか致命的に傷ついてしまう。

コーチとして、やっぱりここに向き合わないわけにはいかないと腹を括って、プロフェッショナルコーチトレーニングに参加しました。

そんな重たい砂袋を抱えて参加したトレーニング2回目。不思議と、身体が軽くなっていく感覚がありました。

砂袋の底に小さな穴があいて、ずっしりと詰まった砂が少しずつこぼれ落ちていっているような。

それはトレーニングの最中に交わされたほんのささいな一言で、私に向けて言われたことでもないし、その時すぐに突き刺さったわけでもなくて、なんとなく「気になる」程度だったんですが。

あれから、なんだかなんとなくいつもそのことを頭の片隅で考えていて、

だんだんなんとなく、セメントのようにギュッと密度高く固まっていたものがほぐれていくように自然と、これまでと違う思考が浮かんできた感覚がありました。

いや、もしかしなくても、以前からそういう考えもあるとうっすら気づいてはいたけれど、自分で打ち消していたのかもしれない。

それを、もうそろそろ受け入れてもいいんじゃない?と許可を出せるようになったような感じがあります。

今はものすごく抽象的な書き方しかできないのですが、もう少しちゃんと考えてからまた言語化してみようと思います。

来週ある3回目は、初めての対面トレーニング。

砂袋はどうなるのか、楽しみ半分、怖さも半分。

いずれにしてもここに留まり続けるより100倍ましなはずなので、変化を楽しみたいと思います。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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