目標を機能させるために知っておくべきこと

ericoach1

今日は、「目標」に関する勉強会に参加しました。

目標を設定する意味って何だろうね、だったり、
しっくりくる目標を設定できるときに必要な条件って何だろう、
みたいなことを話しあいました。

私にとって目標とは、自分をただしい場所に戻してくれる磁石
ほっとくと、ずっとリビングのソファでダラダラしちゃいますから。

手元にKindleなんてあったら、ずっと読んでいられる。
このごろ寒いのでひざ掛けがわりのブランケットを置いているので、
ほぼ昼寝状態。

制約がなければ、自分を律することなんてまあ難しいもの。
締め切りがせまっているわけでもないし、
周りの目があるわけでもない。

でも本当に達成したいことや実現したいことをかざすことができれば、
「こんなことしている場合じゃない」と、よいしょと起き上がって動くことができます。
要は、それがあることによって自分が「動ける」かどうか。
それが目標を設定する意味や目的なのだと思います。私の場合。

昨日までの私はだいぶ末期のだらだら期だったのですが、
勉強会をきっかけに目標のことをあれこれ考えていたら、
ふいに具体的な「あの人にこんなセリフを言われたい」シーンや「実現できたら小躍りしちゃうくらい嬉しいシーン」がくっきり浮かんだので、これはやらないと・・・と思えています。
そうすると眠くても書かなきゃと思うし、わからないことやめんどうなこともそのまま放置しちゃだめだな、と行動が変わっていくわけです。

コーチングをしているというと、いつも明確な目標に向けて努力している人だと思われがちですが、そんなことはない。
どっちかというと目標を掲げるのはしんどい派。
自分にガッカリしたくないけれど、達成できたとしても自分に認められたところでね、とさほどテンションが上がらないという、めんどくさいタイプなのです。

でも、ソファから立ち上がるには目標が必要。
正確に言うと、「自分がけっこうなレベルで動ける目標」が必要。

必ずしも高くて立派な目標を掲げたから動けるというわけではなくて、
「苦しくてつらいけれど動ける」目標もあれば、
「楽しくてワクワクするけれどすぐ脱線するからなかなか進まない」とか、
「動いて小さなゴールは達成できるけれど、自己肯定感は上がらない」目標もある。

大きな目標さえあれば、ワクワク楽しみながら行動が加速するわけではなくて、「目標」と「自分」とのかかわりにはいろんなパターンがあるはず。

塊を砕いて小さめに加工して、すぐに達成していける方がいいのか、
なかなか手が届かない相当な背伸びレベルの方が燃えるのか、

いったい自分はどの角度、どの位置、どんな温度やフィールドに目標があるとけっこう動けるのか。
それは人それぞれだからこそ、自分のことを知らなきゃいけないし、
見極めながら調整する必要があるのだと思います。

自分を動かせなければ意味がない。

じゃあ自分は何があったらソファから起き上がって机に向かうのか、
すごく眠くても「もうちょっとだけ」と手をつねるのか、
やると決めたことを続けたり、なんなら加速させたりできるのか。

それをていねいに確かめることが大事なんだなと改めて感じました。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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