「フィードバック」を受け取れるか、生かせるかで目標達成の確率が高まる

最近、いつフィードバックを受けましたか？

「フィードバック」とは、自分が抜け落ちていた

視点を指摘してもらうこと。

客観的に見て、自分の行動がどう映るのか指摘してもらうことでもあります。

職場で上司や同僚から、作成した資料や起こしてしまったミスについて、

「こういう観点では考えてみたの？」

「この観点はどうなってる？」

と原因されたり、お客様から

「自分はこう解釈したんだけど」

などとご指摘をいただいたり。

その瞬間背中に嫌な汗が出たり、頭に血がのぼって耳まで熱くなったり、

見落としていた自分が恥ずかしくて腹が立ってモヤモヤしたり・・・。

そのフィードバックのインパクトが強烈であればあるほど、

衝撃の中に落ち込んでしまって泣きたくなってしまったり、

自信をなくして投げ出したくなったりと、それなりにダメージを受けるもの。

でも、フィードバックの語源は「帰還」。

もともとの意味は工学分野で、結果の情報を与えることで

調整がきくようにする仕組みのことなんだそうです。

「成功するかどうかは受けたフィードバックの数に比例する」

と言われます。

人は自分自身のことをなかなか客観的には見られないもの。

相手からはどう見えているのか、目指したい理想とのギャップは

どれぐらいあるように見えるのか、客観的な視点の方が正確に測れる場合も

往々にしてあります。

その瞬間は耳も胸も痛くても、その後調整がきくように生かせるか

「もうだめだ」と投げ出すかは自分次第。

つまらないプライドなどは早々に捨てて、

できるだけ早くモヤモヤに折り合いをつけ、もらったフィードバックを

受けて行動をどう調整するか、冷静に次の手を考えられるといいですよね。

本来、フィードバックは「なりたい結果や目標」に対するギャップとして

どう調整が必要かについて情報を提供するものなので、

目標やなりたい結果を把握している相手でないとうまく機能しません。

多少耳の痛いことでも言ってもらえる信頼関係を築ける相手がいることは

ありがたいこと。

上司は、部下の目標や理想を把握したうえで適切なフィードバックをすべきですし、

今フィードバックしてくれる人がいないなら、１on１を実施してくれるようなメンターや

コーチをつけることが成長への近道です。

トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

中原絵里子

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中原絵里子

編集・ライター・キャリアコーチ

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大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。