キャリアコーチングで大事にしている視点
今日は海の向こうにお住まいの方とのキャリコーチングセッションでした。
長く海外で生活されていたけれど、近く帰国されることになり、
これからのキャリアを考えたいとのこと。
キャリアを考える時にいつもお伝えしているのは、
自分にとってベストな仕事とは?
の基準を明確にすること。
好きなことを仕事にしたい、
年収や時間、場所などの条件に合ったところで働きたい、
社会のこんなところに貢献したい。
仕事を決めるうえでの、こだわりたいポイントは人によって違うし、
「好きなことを仕事にすることが最優先」だとしても、
それ以外の要件はみんな無視していいわけじゃないですよね。
大事なのはどんなバランスが一番心地いいか、ということ。
そのベストバランスは自分にしかわからないので、
キャリアを考えるうえではまずその基準を決めることが大事なのだと思っています。
私が高校生に向けて進路を選択するうえでも何度も伝えてきたのが、
「視野を狭くしない。他の選択肢が存在していないか、
他にも考慮すべき観点がないか冷静に見極める」
ということです。
自分の好きなテーマが見つかった!
あこがれの大学が見つかった!
となると、テンションが上がってしまって、
他に考慮すべきことがないか、そこを目指すと決めていいのか、
見落としてしまうことがありがちです。
学びたい学問はどんな風に学べるのか、
学費はどうか、立地は、校風は、入試科目は、
就職支援や留学支援は?・・・などなど、チェックすべき点はたくさんあります。
そもそも、知らない選択肢は選べない。
だから、知っている大学や学問が3つしかなければ、
3つの中で、どれにしよう?と考えることになります。
セカンドキャリアを考えるにあたっては、
一度社会を経験しているのである程度、
「こだわりたいところ」や「絶対に嫌なこと」などは
見えていることが多いですが、
逆に「ここだけは改善したい」と思うあまりに、
他に目が向けられないケースもあります。
何の制限もないとしたら、何をしたいか。
だれの役に立つ仕事をしたいと思うか。
そんな風に大きく考える視点も必要です。
自分ひとりで考えていたら気付けない視点を
投げかけたり、進みたい道を考えるためのアプローチとして
他に考えることや、距離感を変えたほうがいいこと
(例えば少し引いて考えてみる、逆にぐっと近くに寄ってイメージするなど)
などを提案しながら、一緒に考えていくのがキャリアコーチです。
これから先どうしよう?
何をしていきたいだろう?
このままでいいのか考えたいけれど、
行動するのもしないのもどっちも不安。
そんな時は、コーチの存在を思いだしてくださいね。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子
https://www.erikonakahara.com/index.html