【キャリア】会社員のメリットを手放す前に確認しておきたい視点

ericoach1

こんにちは。

キャリアコーチの中原絵里子です。

 

 

転職慎重派ですと昨日書かせていただきましたが、

会社を辞めるべきでない、

我慢して残ろうと伝えたいわけではありません。

 

会社を辞めることはいつでもできるので、

それは最終手段として取っておいて、

 

今感じている課題や壁に対処することは出来ないのか、

会社を辞めるという選択肢しか本当にないのか、

一度冷静に確認していましょう。

 

見直してほしい視点は次の5点です。

 

 

方法1:異動や組織変更を待てないか

 

私が会社員だった頃、ものすごく居心地のいいチームも、

大変なチームも、だいたい1年で解散になっていました。

 

合わない上司が異動になったり、自分が違うチームにスライドしたり

外的環境変化があるのが会社員ならではだな・・・と思います。

 

会社の規模や専門職かどうかなどにもよるかと思いますが、

もう無理、この人の下で働けない」と思ったとしても、

3か月後にその人はいないかもしれません。

 

人事に影響力のある人に思い切って相談してみる、

自分が異動できないか打診してみるなど、

環境を変えられないか動いてみてから判断しても

遅くないかもしれませんよ。

 

 

方法2:有休を取る、休職することは出来ないか

 

 

もうダメだと思い詰める時は、無理をしすぎて

溜め込みすぎて体と心が悲鳴を上げている

場合もあります。

 

例えば職場に頼んで、1週間休んでゆっくりしてみる。

思いっきり眠って、自然の中に出かけてみて

ゆっくり食事をして・・・と日常から出て気分を変えてみる。

 

そんな風に体が元気になっても、

気持ちは変わらないのかは確かめておきたいもの。

 

 

私もかなりハードなクレーム対応をして

心がバキバキに折れた時、

たまたまその少し後に夏休みを取っていたので

そこで海にもぐってシュノーケリングをしたら

自然の大きさに癒されて、また戻ることが出来ました。

 

 

 

方法3:相談に乗っていくれる味方がいないか

 

自分がなぜ「もう辞めたい、辞めるしかない」というところまで

追い込まれているのか、誰か信頼できる人に話を

聞いてもらうことは是非お勧めしたいです。

 

その人がどんなアドバイスをしてくれるかが大事なのではなく、

自分が話すうちに頭と心が整理されていくから。

 

人に話すことで、どれぐらい深刻な状況なのか、

原因は何か、自分はどうしたいのか・・・と

客観的に今いる状況を再認識することが出来るので

冷静な判断がしやすいです。

 

 

方法4:この仕事だから役に立てること、

世の中に貢献できることはないか

 

環境要因、人的要因はいったん置いて、

自分がしている仕事の意義やだれの何に貢献しているのか、

という仕事の意味を見直してみましょう。

 

自分が何のために仕事をしているのか、

自分が仕事することで誰の役に立っているのか、

というのは働くうえで一番のモチベーションになりえます。

 

仕事の意味を再認識することで、もしかしたら

自分を悩ませていた外的な要因は、

取るに足らないものだと感じるかもしれません。

 

 

方法5:つらくても一緒に乗り越えたいと

思える仲間はいないか

 

文句を言いながらでも、励ましあえたり

愚痴をこぼしあったりしながら

一緒なら頑張れる、一緒にもっと成長したいと思える

仲間がいるなら、それはかなり貴重なことです。

 

同じような仕事をすることが出来る会社は

他にもあるかもしれませんが、

同じ環境はありません。

 

会社を辞めることで疎遠になってしまうのが惜しいと

感じる人、会社を辞めた後もつながっていたいと

思う人は何人いるか。

 

共に働く「人」という財産を手放していいのか、

見直しておきましょう。

 

 

 

ただ、足枷にする必要はありません。

 

会社を辞めても連絡を取り合うことも出来ますし、

新しい環境の中でコミュニケーションを取りながら

また新しい信頼関係を構築していくことは出来ますから。

 

 

***********

 

転職の投資効果は、それによって年収がいくら上がったか

という点だけでは測れません。

 

実際一定の水準まで達したら、それ以上は年収が上がることと

幸福度は相関しないそうです。

 

何のために、何を生かして、誰と働くか。

 

この3つを考えて決めることが大事なのだと

私は考えています。

 

だから、今転職したいと思っているのなら、

 

今の会社で取り組んでいる仕事の意味は何か、

今いる環境だから得られるものは何か、

逆にここじゃなくても代替できるのか、

一度見直してから決めてほしいなと思います。

 

 

最終手段を行使することはいつでもできますから。

 

 

ちなみに、まあまあ勢いで辞めてしまった私ではありますが、

フリーランスになってコーチとして生きていくと

決めたことは後悔していません。

 

 

 

 

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キャリアコーチ

トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

中原絵里子

 

 

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ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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