【キャリア】やりたいこととは「にも関わらず」やってしまうこと
「にも関わらず」が一番の原動力。
そんなフレーズを本で見かけて、納得しました。
やりたいことって、そんなに前向きで明るいものじゃない。
しんどいことやうまくいかないこと、
結果が出ないことや反対されることなどがあっても、
それでもやらずにいられないこと、
やらない選択をしたら、きっと後悔すること、
やろうとしない自分をあまり好きになれないこと
なんじゃないかと思うんです。
この先に進んだら、きっと今よりずっとしんどい。
何かを失うリスクもある。
頑張ってもうまくいかない可能性も高い。
プライドが傷ついたり、
周りからアイツたいしたことないな、って笑われる可能性もある。
そんな風に、先に進むことを躊躇したり、
やらない言い訳がいっぱい頭にうかんできても、
それでも、グズグズ迷って足踏みして、
「もういいよね、やらなくても」と
自分を説得しようとしても、
それに失敗して、やっぱり進まずにいられないこと。
それが、自分のやりたいことと言うんじゃないかと
思います。
そんな風に聞いて、思い当たることはありますか?
もし「やりたいことが見つからない」と
思っているとしても、
本当にやりたいことは、そんな風に
後ろ髪を「引っ張られる」もの。
もう辞めてやる!と何度も思っているのに、
任せられる人がいないから、とか、
このプロジェクトはやり遂げないと申し訳ないから、
なんていう風に言い訳しては頑張っているなら、
それはやりたい仕事なんだろうなと思うし、
やっている途中は体力的にも気持ちもとにかくしんどくて、
これを最後にしたいと思っていても、
完成した時の達成感やそれで喜んでくれている人の
顔をみたら気持ちが満たされて、
ああやっていてよかったと思えるなら、
それもきっとやりたい仕事。
例えば私の場合は、人と向き合う事。
すぐに自分を開示して心を許してしまうから
傷つくこともあるけれど、
すごい人を前にして自分と比べてしまって
勝手に落ち込むこともあるけれど、
私はやっぱり人との間にしか、やりがいや喜びを見いだせない。
だから傷ついてもしんどくても、向き合ってしまう。
それを受け止めてコーチングしたり、
自分の才能のなさに辟易しながらも、それを言語化せずには居られないんですね。
出来る限り「書くこと」からは逃げたくないから、
難解なテーマや1万字を超える文字数の原稿でも、
なんとか食らいつきたいと思ってしまう。
でも例えば会計や経済関連は全くわからないし興味もないので
全然食らいつきたいとか、わかりたいとか思わないんです。。残念ながら。
(以前会計ファイナンスをテーマの原稿を依頼されたときは
このせめぎ合いで、必死で食らいつこうと挑戦しましたが、
やっぱり頭がついていかず、挫折しました・涙)
「やりたいこと」ってさほどキラキラもしていないし、
前向きで明るいものじゃない。
泥臭くて、ねちっこいものなんじゃないかなと思います。
やりたい仕事って何だろう、と考える時は、
自分の中にそういう粘っこいものがないか、
という視点で探してみるのもお勧めです。
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