不安は変化を志向している証拠

ericoach1

昨日、久しぶりに以前勤めていた会社で働いている夢を見ました。

すごく一生懸命、企画を考えていました(笑)

あー、なつかしいな、あの頃はあの頃で楽しかったしやりがいもあったな…と思い出すと、

あの時の選択は本当に正しかったのか?」

「今自分がいる場所は、本当にベストなのか?」

ふと不安がよぎったりすることも。もう4年近く前のことにも関わらず、です。

でも、不安が出てくるということはきっと、「変化」を志向しているということ

なぜなら「変化」の対極にあるのが「安定」だからです。

不安を感じるということは、今の環境を安定していると感じているということ。

「これでよかったのかな」「このままでいいのかな」と考えるということは、

今のままでは成長できないのではと本能的に感じて、

どこか変化や挑戦を志向しているということなんじゃないかと思うんです。

今自分がいる場所は、いつかの自分が選択した結果で、

その選択を100%ずーっと「これが正解!これ以外考えられない!」なんて思える人は稀なはず。

壁にぶつかったり、結婚や出産など自分の置かれた状況が変化したり、環境が変わったりしていくうちに、

「あれ、このままでいいのかな」という疑問や不安が浮かび上がってくることもあります。

それは決して後ろ向きな悩みじゃなくて、「変わらなきゃ」「成長したい」と感じているサインなんだと私は思います。

だいたい、例えば転職や独立などの「選択」をした後の自分は、

もう選択した時点の自分とは違う自分、つまり、

意志決定した時の自分がAだとしたら、選択後の行動によってA’になっているはず。

そして今A’の自分が、A’’とかBになりたい、ならなきゃと感じているから不安なんです。

だからごまかしたりせず、真剣にちゃんと不安と向き合った方がいい。

だからといって「変化を怖れず、会社なんて辞めた方がいい!転職しちゃいなよ!」なんてことを推奨するつもりはまったくありません。

働く場所や働き方を変えることだけが変化じゃないから。

自分が何に対して変化を志向しているのか、あいまいにせずにちゃんと考えた方がいいと思っています。

私が考える価値ある変化は、関わる「人」や「関わり方」を変えること。

自分だけで出来ていることや生み出した結果なんて全然ちっぽけで、

思っている以上にたくさんの人から影響や恩恵を受けてきたから、今の自分の結果がある。

だから今ある「縁」や「人間関係」を見直して、

関わり方をより良くするにはどうしたらいいんだろう、と考えて試してみるのは、とても有意義な変化なんじゃないかなと思います。

私も、もっともっと人と関わっていきたいな。

あったかくなってきたことだし、外に出て人に会いに行こう。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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