「頑張っているのになんだか不安」と感じてしまうリーダーへ

頑張っているのに、なんだか不安。

頑張って頑張って、かなり無理していても

「自分なんか・・・」「私なんて・・・」と考えてしまうのって、

どうしてなんでしょうね。

私もどうしてもそう感じてしまっていましたが、

かなり苦しいですよね。

周りが自分よりずっと優秀に思えて、

ずっと仕事をわかっているような気がして、

わからない用語を使って話しているのを聞くと焦ったりして。

特に初めてチームのマネジメントを任されたり、

プロジェクトリーダーに抜擢されたりすると、

会議を仕切っていても、

「無表情だけど本当はどんなことを考えているんだろう」

「そうじゃないのにって思っていたらどうしよう」

「だれも着いてきていないんじゃないか」

みたいに勘ぐってしまって嫌な汗をかいたりしませんか？

私はまさにこれでした。

自分の会議の進め方はマズいんじゃないか、

段取りが悪いって思われているんじゃないか、

やりたくないなって思っていたらどうしようって、顔色を見ながら

薄氷をわたるような気持ちで進めていたのを今でも覚えています。

ちょっと大げさな言い方をすると「孤独」だと感じると、

会議を進めることすら不安でたまらなくなるけれど、

「ここにいる人はみんな味方だ」「これはチームなんだ」と

思えると、安心して任せられるし、甘えられるし、

自分の出来ることをやろうと思える。

リーダーだって、そういう役割のいちメンバーなんだ、って

思えると、肩の力が抜ける。

四面楚歌だと思い込んでいたのは何だったんだろう？というくらい、

急に景色が変わったりする。

じゃあどうすれば味方だ、チームだと思えるのか。

難しいですが、私は「自己開示」と「ビジョンを共有する」ことかな、と

思います。

ハッキリ言って不安です。

でも、このプロジェクトでどうしてもこういうお客様にこういう価値を届けたいんです。

皆さんの力が必要なので、一緒にめざしてもらえませんか。

素直に、誠実に、伝えること。

ポジショントークなんて、すぐ見破られますから。

メンバーだって、上司だって、本当は誰かの役に立ちたい、

誰かのためになることをしたいって心の奥の奥ではきっと少しは思っている、

まずはそう信じることも大事で、そこに自分が心から思っていることをぶつけてみる。

それが少しでも響いてくれたら、チームになれるんだと思います。

ここであえて「仲間」ではなく「チーム」という言葉を使ったのは、

「仲間」には志とともに「相手を好きだと思う好意」も

含まれているような気がしています。

でも「チーム」は、相手のことが好きとか嫌いとかっていう個人的な感情は必要なくて、

めざしているゴールやミッションが同じだったら、

そこへ向かっていくチームになれるんじゃないかと思っています。

まずはひとつのチームになることをめざしてみる。

その上で仲間になれたらさらにハッピーだけど、

仕事をしていく上では、マストではないはず。

いいチームは、メンバーの誰にも

「自分なんて」と思わせないもの。

もしあなたがリーダーなら、そんなチーム作りをしていく

お手伝いをさせてもらえたら嬉しいです。

トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

中原絵里子

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中原絵里子

編集・ライター・キャリアコーチ

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大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。