【キャリア】最低限、働く環境に求めたい条件って？

4月からの新体制発表や、

異動の内示などもあり、心がざわつきやすい時期。

自分も働く環境を変えた方がいいのだろうかと

迷う方もいるかもしれません。

私が、最低限働く環境に求めるべきだと考える条件は、

です。

自尊心を保てる環境って、どんな環境でしょうか？

ひとつには、自分が役に立っている、

評価されている、頼られていると感じられる環境であること。

もう一つは、そこにいてそれをしている自分が好きだと

感じられ、自分を評価できる環境であることだと考えます。

そして、「自分はちゃんとやれている」と感じられる自己評価と

給与やポジション、評判などの他者評価が

ある程度一致している、バランスが大事。

周りとレベル感が合っていない、ついていけていないと

感じてしまうと苦しくなりますし、

自分が感じている能力や価値の方が

今いる環境より高いと感じてしまうと、

もっと努力しよう、成長しようと思えない。

どちらも居心地がいいとはいえないはずです。

無理せず背伸びしすぎず、

でも成長したいと思える、

ほんの少しのバランスで、

今いる場所より自分をもっと引き上げたいと

思える自分が心地よく感じられる環境。

周りと比べて圧倒的に力不足で

自分を取るに足らない存在だと感じたり、

大切にされていない、軽く見られていると感じてしまう環境は、

自尊心を傷つけてしまいます。

恥をかいたり自分の至らなさを感じるなど、

時にそうした刺激が必要な瞬間もあるかもしれませんが、

その頻度や期間によっては、

取り返しがつかないほどダメージを受けてしまうこともあります。

そしてそれは、職場だけでなく、家庭でも同じ。

自尊心を傷つけられる関係は健全ではありません。

周りから認められ、頼られるかどうかは

自分でコントロールできない領域ですが、

自分がここにいる自分を好きだと思えるか、

自分の力や価値をうまく使えて、

いい影響を与えられていると感じられるかは、

自分で確認することができるし、

もし感じられないならその原因も把握できるはず。

今自分がいる場所は、自分の自尊心を

保つことができているだろうか？

もし、今の環境で働くことに迷いを感じたら、

そんな風に考えてみることもオススメします。

そしてその答えを知っているのは、自分だけ。

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中原絵里子

編集・ライター・キャリアコーチ

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大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。