タスクが多くてパニックになりそうな時は

私はマルチタスクがニガテです。

一度に考えられるのは、２つまで。

3つ目が差し込まれると軽くパニックになります。

そのことに軽くコンプレックスを抱いていたのですが、

脳はもともとマルチタスクが出来ないような仕組みになっていると

いう本を読んで、「私がポンコツなだけじゃないんだ」と安心しました。

でもそうはいっても複数のことを同時に考えたり、

処理したりしなければならない時もありますよね。

家事なんか、まさにそうだと思います。

野菜の皮をむいて刻みながら、フライパンで卵を焼いて、

トースターにパンを入れてスイッチを入れ、冷蔵庫から牛乳を出し・・・と

効率を考えながら、反射的にこなしていると、

「ママー！あれサインしたー？」とか、

「私のシャツがない！」

なんていう声も飛んできて、

「熱はかったらサインするからまず体温計で測って！」

「シャツは和室で見たよ。ハンガーにかかっているでしょ」

なんて対応しながら卵を炒めたり・・・。

そうやってマルチタスクをこなす練習を日々していますよね。

でも仕事でパニックになりそうな時は、

・やることを書き出して見える化する（どんな小さなタスクでも）

・その中で今やらなくてよさそうなことを探す

・その中で代わりになりそうなものやまとめてやれそうなことを探す

・終わったら線を引いて、頭の中から消す

というようなことはもちろんやりつつ、

一番大切なのは冷静になることだと、私は思います。

何度か深呼吸して、酸素を全身に送り込むイメージを持ち、

「大丈夫、大丈夫」

と心の中で唱えながら、軽く胸のあたりをトントンと叩く。

そして自分の頭上のななめうしろあたりから、もう一人の自分が

やることリストを一緒に眺めるイメージで、

「なんで焦ってるんだっけ？」

「企画書がまだ出来ていないから。それに使うデータ分析も終わってないし。

でも明日経理締め日だから経費の精算もしなきゃ・・・」

「精算は30分もあれば終わるから、先にやっちゃおうよ。

で、データ分析は何からやる？」

「〇〇さんにあのデータはどこから持ってきたのか聞けば早く済みそう」

「企画書の中でも、提案を考えるのに時間を

しっかり取ったほうがいいから、データをキレイに

整えるのは後でもいいんじゃないかな？

傾向だけつかむつもりで」

「うん、それならなんとかなりそう」

と、出来そうなイメージが持てるまでもう一人の自分と会話してみる。

間に合うかな、出来るかな、とドキドキしてくると、冷静さを失って

余計なことから手を付けてしまったり、ムダに凝ったりしてしまうことも

あるので、3分でも時間を取って、もう一人の自分と確認してみることを

オススメします。

私も今日は全然違う種類のやることが３種類あって、

あっちにいったり、こっちにいったりと効率の悪いことをしていましたが、

やっと冷静さを取り戻してきました。

パニックになりそうな時ほど、頭と心の整理が大切。

お手伝いが必要な時は、コーチを使ってくださいね。

トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

中原絵里子

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中原絵里子

編集・ライター・キャリアコーチ

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大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。