ライティング

書いてみなければ、「書ける」時なんてずっと来ない

ericoach1

昨日、「上阪徹のブックライター塾」トークイベントがあり、リアルタイムで聞いていました。

本来はこれから入塾しようか迷っている人向けのイベントなのですが、塾長以外のブックライターさんの話を聞ける貴重な機会。つい前のめりで、質問コメントまで上げてしまった(汗)

投げかけた質問が、「10万字に立ち向かうために工夫していることは?」。

これ、塾で講座を受けている時や勉強会などで何度か同じ質問をすでにしていて、

これまで50冊の本を出版してこられた塾長は「大丈夫大丈夫、2000字を50個だと思ったら書けるでしょ」とライトにこたえてくださるのですが、どうにも大丈夫だと思えない。。

これまで書籍の制作に関わらせていただいた経験はあるのですが、複数人で分担して作業するものだったり、1冊で4万字程度だったりと、ちょっとイレギュラーで。

10時間かけてインタビューして10万字書き起こす、という経験はまだしたことがありません。

10時間のインタビューで得た素材を、種類ごとに分類して、流れを考えながらベストな順番に並べ替えて、見出しや章タイトルを考えながら構成する作業ができるだろうか、

それを10万字書き切れる体力と集中力があるだろうかと、自分を信用できずに想像するだけで不安が募る。

今日も1日かけて、昨日のインタビューを3500字に書き起こすので精一杯。

上阪先生は1日で2万字書くと言われているし・・・

でも、以前ある編集者さんに言われたんです。

「書けそうだと確信できる時なんてずっと来ない。どこかで見切り発車して書き始めないと」

本当にその通りだな、とものすごく納得しました。

じゃあ、私にとっての「どこか」っていつだ。

・ある程度まとまった文字量書ける見通しが持て

(→今1万字くらいは実績あり。4万字の本も書いたことがあるから、5万字くらい?)

・書ける場所、ペース、条件、時間などを把握する

・インタビューで必要な素材をしっかり獲得できる

・集めた素材の構成を工夫する

・読みやすくわかりやすい文章を追求する

あたりかなあ。

そう考えて今日の3500字の記事も構成をああでもないこうでもないと考えていたから時間がかかったのだから、前進していると言えなくもない。

ここまで到達したら「見切り発車」する、という地点を決めておけば、

日々取り組んでいることもそこにつながっていると気づけるし、そうしないと「絶対大丈夫」なんていつまで経っても思えない。

なにか挑戦したいことがある時は、どこかで見切り発車しなきゃいけない。

その「どこか」は、自分で条件を決める。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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