辞めた理由、辞めなきゃよかった理由

ericoach1

先日、久しぶりにたくさん人が集まる場に行き、自己紹介を複数の方とする機会がありました。

また別の日にも友人と集まってランチしたのですが、

どちらの場でも「どうして会社を辞めることにしたの?もったいない」と何度か問いかけられました。

どうして・・・としばらく考えてみても、とっさに何て答えて良いかわからない。


だって、辞めた理由なんて100あるんです。

そして辞めなければよかったと思う理由も100ある。


そんなに簡単なものじゃないんですよね。

どれを取り出して1つ2つ示すかは、無意識にも相手によって変えています。



ただ、改めて感じたのは、その次のキャリアとしてフリーランスを選んでほんとによかったな、ということ。


一度自信がぺちゃんこになって、自分に絶望した後だからこそ、
小さく小さくでも「自分の足で」進んで来られたと思える働き方をしたことで、
「私にもできることあるよ」「ほらできた」と積み重ねることができたんだろうなと思います。

もったいない、と言われた方は「安定」「会社の規模」「福利厚生」「給料」などなど、何かの軸でそう感じたのだと思います。

その軸は、だれかにとっては「辞めなきゃよかった理由100」に含まれてるかもしれないし、

別のだれかにとっては「辞める理由100」を覆すだけのパワーがないのかもしれない。

タイミングによっても変わるでしょうし(急に夫が働けない状況になったり、子どもが私立の獣医学部に行きたいと言い出したりしたら、私もうううやっぱり、と思うかも)。

つまり何が言いたいかというと、

会社を辞めるってそんなに簡単なことじゃない。

「正解だったのかどうか」なんていつまで経っても答えがでないもの。

だから辞めた選択がどうだったかじゃなくて、その次にした選択を正解にするために、できることをやり続けるしかないのかな、と思ったりしています。



ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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