辞めた理由、辞めなきゃよかった理由
先日、久しぶりにたくさん人が集まる場に行き、自己紹介を複数の方とする機会がありました。
また別の日にも友人と集まってランチしたのですが、
どちらの場でも「どうして会社を辞めることにしたの?もったいない」と何度か問いかけられました。
どうして・・・としばらく考えてみても、とっさに何て答えて良いかわからない。
だって、辞めた理由なんて100あるんです。
そして辞めなければよかったと思う理由も100ある。
そんなに簡単なものじゃないんですよね。
どれを取り出して1つ2つ示すかは、無意識にも相手によって変えています。
ただ、改めて感じたのは、その次のキャリアとしてフリーランスを選んでほんとによかったな、ということ。
一度自信がぺちゃんこになって、自分に絶望した後だからこそ、
小さく小さくでも「自分の足で」進んで来られたと思える働き方をしたことで、
「私にもできることあるよ」「ほらできた」と積み重ねることができたんだろうなと思います。
もったいない、と言われた方は「安定」「会社の規模」「福利厚生」「給料」などなど、何かの軸でそう感じたのだと思います。
その軸は、だれかにとっては「辞めなきゃよかった理由100」に含まれてるかもしれないし、
別のだれかにとっては「辞める理由100」を覆すだけのパワーがないのかもしれない。
タイミングによっても変わるでしょうし(急に夫が働けない状況になったり、子どもが私立の獣医学部に行きたいと言い出したりしたら、私もうううやっぱり、と思うかも)。
つまり何が言いたいかというと、
会社を辞めるってそんなに簡単なことじゃない。
「正解だったのかどうか」なんていつまで経っても答えがでないもの。
だから辞めた選択がどうだったかじゃなくて、その次にした選択を正解にするために、できることをやり続けるしかないのかな、と思ったりしています。