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自分を満たすために一番必要なもの

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夏休みに、スコットランドに旅行に行ってきました。
詳細はnoteに書きましたのでご興味あれば↓

心配性ライターの細かすぎるロンドン生活⑦~夏休み旅行inスコットランド ハイランドツアー編

心配性ライターの細かすぎるロンドン生活⑧~夏休みスコットランド旅行inエディンバラ

この旅行での気づきは、要するに「圧倒的に余計なものが何もない自然を前に、ただ在ることで満たされることを実感した」ということと、

「何を見たか、どこに行ったかより、それを誰かと共有できたと感じられたかに心が動いた」ということです。ざっくり言うと。

旅行から帰ってからも折に触れて「何がなくても満たされるのか」「何をそぎ落としてしまったらいけないのか」・・・と考え続けていて、

結論として私の場合、それは「コミュニケーション」なんだろうな、というところに落ち着いています。

(「あらゆるものをそぎ落としても究極的に必要とするもの」に対する興味から、縄文時代の文化に惹かれてしまう)

だれかと共有したい。
だれかとわかりあいたい。

だれかと関わりたい。
だれかを信頼したい。

それが強い本能としてあって、
これが感じられるなら、きっと他に足りないものがあっても、なんとかなるはず。

逆に、ふとした縁でだれかと知り合えたり、
心を開くことができたり、
考えたことや感情を共有することができたら、
深い喜びを得ることができる。

きっと誰しもが、ささやかでも何かに所属したい、だれかとつながっていたいという欲求を持っていて、
所在ない気持ちは大きく不安にさせる。

この欲求を満たすために必要なのが、コミュニケーションなのですよね。

本当にささやかなひとこと、ふたことの会話のストロークが、
真夏のポカリスエットのように体中にしみわたっていく感覚。

スコットランド旅行でも、ガイドさんの言っていることが5%くらいしか聞き取れなくて落ち込み、
それでも「ここのホットチョコレートは絶品だよ」「本当ですか、じゃあ試してみます!」ぐらいのやり取りで、ウィスキー入りのホットチョコレートよりも心がほかほかしてきました。

同じツアーに参加していた一人旅の若い女性と帰り際に少し立ち話をした時も、
早く空港に行かなきゃいけないだろうに、「あなたともっと話したい!」という熱量が伝わってきて、夫と次男を待たせながらエディンバラのトラムの駅前で5分くらい話し込んでしまって。
(妹さんが宮崎駿監督のファンでいつか日本に行きたいと言っているらしい)

そのささやかな5分の思い出が、スコットランドで見てきた絶景と並ぶ幸せな思い出として、鮮やかに胸に刻まれていて、時々取り出してはニヤニヤ眺めています。


誰かと言葉や思いを交わし合うこと、共有すること。
コミュニケーションの大切さを痛感するのは、
今私がロンドンで生活をしていて、ここで自分はどんな縁を求めているのか、何に関わりたいと考えているのかを問いかけている最中だということも影響しています。

きっと駐在で海外生活をしている方の中にも、よりどころのない不安を抱えていたり、
自分がどうしたいのかをちゃんと考えたい、理解したいと思っている方は多いはず。

そういう時に大事なのは、コミュニケーションを取ること。

誰かとシェアするから、自分の思いに気づける。
ふわふわと流れていってしまう感情や思考を、言葉にするから留めておくことができるし、だから客観的に眺めることができる。
誰かと話すことって、思っている以上に大事なことなんですよね。

そうわかっていても、家族との会話は聞き流してしまったりするから難しい。。

せっかく少し時間もあるので、改めてコーチングやコミュニケーションを勉強しなおそう。
閉じこもっていないで、もっと「イギリス」との接点を持とう。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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