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盛りすぎなくらいで鼻息荒く書いて、推敲で引き算する

ericoach1

「読ませる」工夫は、確かに存在します。
noteのタイトルのつけ方や、導入文の構成、メルマガのタイトルに盛り込む要素、アイキャッチ画像のインパクトのつくり方。

会社員時代は継続マーケティングの部門にいたので、一応一通りは習いましたし、試行錯誤してきました。できていないと何度も戻されますし。

だからテクニックという意味では知っています。

が、noteやブログでそれを意識してしまうと、濁る。
一目散にダッシュしたいのに、走るコースを指定されちゃったり、衣装を決められてる感じ。

原稿料をもらい、ビジネスの目的が明確な原稿を書く場合はもちろんレギュレーションに従いますし、要件通りに書きます。当たり前。

むしろゴールが明確なので、迷うことがない。

でもブログやnoteといった個人の発信の場合、正解は自分で決めるわけだし、
目的やゴールは細かくはその都度違ったりする。

だからこそ少しでも迷うとブレブレになるのに、「バズらなきゃ」という欲が前面に出ちゃうとさらにブレる。

私は、SNSやブログやnoteといった個人的な「書きもの」は、鼻息の荒さやら熱やら空気感みたいなものこそ大事だと思っていて、

一点集中、「ねえ!聞いて!!これを!!!」と勢いよく書きなぐるぐらいの方が伝わると思っています。

でもさすがに勢いだけではいろいろ抜け落ちる。
そこは、一息ついてちょっと落ち着きを取り戻してから推敲して整えればいい。

勢いや熱さは、後から足せない。

だから原稿は「盛りすぎなくらいでいったん書いて、推敲で引き算」がちょうどいい。
ここに「バズらせるには」とか「いいねがほしい」といった煩悩が混ざると、ベクトルが分裂してなんだか勢いがそがれてしまう気がするんです。

だから推敲段階で技術的な部分も整えられればいいのですが、書くときにはそんなこと言ってられない。

集中していないとぼろぼろこぼれていってしまうから。
昔進研ゼミのDMにあった「脳に手の動きが追い付かない・・・!」という当意即妙なセリフの通り、思いにタイピングが追い付かないくらいの方が、面白い原稿になってる気がするんですよね。

まあなので、「考えが浅い」と落ち込むよりも「考えるのは書いてからでも間に合う」と思って、その鼻息で前髪が立つくらいの勢いでまずは書いてみるのもいい。

って、自分に言い聞かせてます(笑)

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・ライティングコーチ
ベネッセコーポレーションに20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクールにてコーチング資格を取得。 現在ロンドン在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。 ライティングでは、教育、勉強法、キャリア、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビュー記事作成や、ブックライティングを行っています。
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