きっと別れ際に恋しくなるもの
英語がまるでできないくせにしゃべりたがりなので、
ちょっと強制的にでも話す機会を増やして表現の幅を広げたい!と一念発起して、
先日教会で開催されている英会話レッスンの場に参加してきました。
そこで先生に聞かれた質問のひとつに、
「What do you think you will miss about London,when you leave?」
というものがありました。
あなたがロンドンを発つ時に、何が恋しくなりそう?という問いです。
2年後、自分は何に対して離れがたい、寂しいと感じるだろうか。
問いかけられてうーんと考えた結果、頭に浮かんだ答えは「Museum」でした。
その国その国に、歴史があり、文化があり、大切にしてきた価値観や概念がある。
その積み重ねの断片に触れることができるのが美術館であり、博物館だと感じています。
でも何度か足を運んだところで、わかるとはとても思えない。
じっくり、じっくり交流しないと。上澄みをかすめたくらいでは全然足りない。
だから、2年後の「miss」に「regret(後悔)」が混ざらないように、せっせと通おう。
通っても通っても、別れ際には恋しくなるはずだけれど。
そんなわけで、今日はコートルード美術館に行ってきました。
博物館や美術館が無料のロンドンにあって珍しく有料なだけに、ごちゃごちゃ混雑していない。作品点数もぐっと抑えられている。なのに、印象派の傑作が多い美術館です。
大好きなセザンヌの描く「おじさん」の絵もあり、モネの色彩の魔術にクラクラになり、ゴッホの自画像に強いエネルギーを感じ、ドガの踊り子の彫像に嫉妬のような思いすら浮かんでくる。
陳腐だけれど、まさに夢のような場所でした。
そしてコートルード美術館の顔といえば、これですよね。
マネが晩年に描いたカフェの絵。正面にはどんなお客がいるから、この店員はこんな不安げな顔をしているんだろう。ざわざわと喧噪が聞こえてくるようでした。
でも、私が今日見たなかで一番好きな絵は、やっぱりモネ!
いやでもセザンヌも捨てがたい・・・なんだろう、このおじさんの愛らしさって。
ずっと見てられる。。
期限が決まっているからこそ、これだけはやらないと離れる時に恋しくてつらくなる。それがわかっているなら、今から後悔のないように動く。
逆算が必ずしもうまくいくとは限りませんが、何もしないで後悔するよりは、動いた方がきっといい。
何をしなかった後悔が自分を苦しくさせるだろうかと考えてみれば、おのずと自分を満たすために動けるはずです。
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