これってコーチングの対象?

ericoach1

時々、相談されることがあります。

「私の悩みってコーチングの対象になるのでしょうか」
「これはコーチングとは違うのかもしれませんが…」

こういうたぐいの質問や相談があるということは、やっぱりコーチングってどういう人が受ければいいのか、認知が足りないっていうことですよね。反省。

私が考える、コーチングってこういう人にオススメ、こういう人に効果が期待されますよ、というのはこんなケースです。

・だれかと一緒に頑張りたい人
・自分の内側や周りの人とのコミュニケーションに課題を感じている人
・頭の中を整理したい、自分の望みや考えていることを知りたい人
・達成したい目標がある人、でもだれかと約束しないと動けない人

・大きく環境が変わる前後で、不安を感じている人
・やってみたいことがあるけれど、周りの目や言われることが気になる人

特に一つ目の「だれかと一緒に頑張りたい人」。
これは、大きな目標などでなくて全然いいんです。本人がやりたいことであれば。

英語の勉強を毎日10分続けたい。
職場の苦手な人と、最低限仕事で必要な会話ができるようになりたい。
日中ついダラダラとマンガばかり読んでしまう習慣をやめたい。


例えばこういう目標だって、立派な「頑張りたいこと」だと思います。
本人にとっては切実なことだったり、できないとじわじわと自己肯定感を下げる要因になっていたりするわけですから。

コーチと一緒に、今できていない根っこにあるものを探して、
それをクリアするための作戦を一緒に考えて、
次にちゃんと報告できるように約束した行動をする。

その結果、「やればできるじゃん、私」と自分を認められるようになる。
自分を信用するための実績ができる。
そうしたら、「じゃあ次はもうちょっと、ハードルを上げてみようかな」と思える。

これがコーチングの効果だと感じています。

コーチ側には、「この人と約束したんだからやらなきゃ」と思ってもらえるだけの関わりが求められるし、
自分もその期間、何か約束をして行動することが多いです。だって、言うだけなら簡単だから。

例えば私、英会話アプリでのレッスンを32日間連続継続中なのですが、
実は以前、2週間くらいで挫折したことがあります。
では今回はなぜ1か月以上続いているかというと、次男も同じアプリをやってるから。

彼は別に何も言わないけれど、「サボったなと思われたくない」「あっちも頑張っているだから、私も続けないと恥ずかしい」みたいなミエが働いて、やめるにやめられない(笑)
三日坊主の私にしては、習慣化に成功できています。

自分との約束は簡単に破るけれど、誰かが一緒だと引きずられて、動ける。
これがコーチをつける意味の一つだと思っています。

自分を動かすのって、エネルギーが要りますよね。

基本的に変わったことはしたくない、余計な消耗はしたくない、傷つきたくない。そんな目にあうくらいならじっとしていたい。

そういう本能があるんだろうなと実感します。

特に今自分が海外にいて、慣れない環境だから余計、失敗したり間違えたりしたときのダメージが大きい。
そうすると「何事もなく過ごすのが一番安全・・・」と思っちゃうんですよね。

時には自分を守ることも必要だけれど、やっぱり出会いたければ自分を動かすしかない。

心を震わせてくれる感動や、一緒にいるだけでほっとする誰かや、学びたい、成長したいと自分を駆り立ててくれる衝動に出会いたいなら。

そのための「てこ」として、コーチを使ってもらえたらいいんですよ。

私も過去にコーチングを受けていたタイミングを振り返ると、いつもだいたい、

「現状を変えたい、でも自分だけだとどう動けばいいのか不安だし、なんだかんだ言い訳をしてやらなさそう」

みたいなことを考えていた時でしたね(コーチですら、自分のことになるとこうなる時もあります)。

それでコーチに着いてもらって、ホームページをつくったり、新しいサービスを立ち上げたり、次の目標を決めたりすることができました。

「私の悩みはコーチングで動かせる?」みたいなご相談はお気軽にお問い合わせくださいね。

#ロンドン #コーチング #ライター #海外赴任 #キャリア

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
記事URLをコピーしました