長男の受験と親の「あり方」
明日から、いよいよ長男の大学受験がスタート。
第一関門である共通テストが始まります。
ついトンカツとかキットカットとか合格祈願えんぴつなんかで
げんかつぎをしてしまいそうになりますが、
「かえってプレッシャーになるからいつも通りにしてて」
と言われているので、全力で「いつも通り」のキープに取り組んでいます。
(これがもう難しくて難しくて・・・)
とにかく、余計なことは言わない。
余計なことはしない。
やきもきするのも、ドキドキするのも、親の勝手。
今「私が」どう思っているかは、関係ない。
勝負に挑むのは彼で、私ではない。
親は絶対にそこをはき違えてはいけないのだと思っています。
ただただ、この日を迎えることができたこと、
ここまで諦めず、楽しみながら受験勉強を続けてきて
くれた長男の努力に感謝しながら、悔いなく出し切れるように
祈るばかりです。
受験業界に長くいたので様々な受験生をそれこそ
何十万人とみてきたのですが、
(成績はさておき)
こんなにブレずに楽しめるタイプもめずらしい・・・というくらい
「今日はとことん数Ⅲ」
「やっと物理ができる日だ~、でも英語もやらなきゃ」
などと言いながら、プロなはずの私にアドバイスを求めることもなく
自分で驚くほど工夫された学習計画を鼻歌まじりに立て、
クリスマスも好きな教科(物理)と共に過ごし、
キレることも投げ出すこともなくスキップするごとく
やってこれたのは一体なんなんだ???
・・・と本人に聞いてみたら、
「勉強って本気でやってみたらこんなに自分の成長が数字で
わかるものなんだ、と思ったら楽しくなった。
人生の中でも、同年代みんなが同じようなことに取り組んで
同じ尺度で成果をはかって、前回の自分からどれだけ成長したかを
数字で示されることなんて、そうそうないと思う。
ちょっとストレッチした行きたい場所を決めて、
そこから逆算して次の模試までにここまで行きたい、
そのためにはこの教科を何点上げる必要がある、
そのためにじゃあ今月どこまでやる、今週はここまで・・・
と計画を立ててこなしたら線引いて消していく。
そういう風に毎日TODOを消していくうちに、
前回の自分より明らかに前進していることを実感できる。
成長できるって、楽しいよね」
と、すがすがしいほどの笑顔で言われると、
私は彼ほど成長に向けて何かできているだろうかと
恥ずかしくなるほどでした。
自分でやると決めたことをていねいに、最後までやりきる。
結果につながるまで、やり続ける。
この結果でしか、自信なんて得られない。
ぐじぐじ「私なんか・・・」と思い悩んでいるくらいなら、
何か、やる。
じゃないとこんな表情は自然と湧き上がってこないよなあ・・・と
改めて思いながら、
その頑張りを結実させるための舞台に
送り出す時の親としての「あり方」を必死で整える一日になりました。
マザーズコーチングスクールは、0歳から6歳までの
お子さんがいるママが学ぶコミュニケーションの講座ですが、
子供自身が挑戦の場面を迎えるくらい大きくなったからこそ、
「見守る」「応援する」を学んだ価値を感じています。
ご興味あれば、一緒に学んでみませんか。