子供から奪ってはいけないもの

ericoach1

「子供が自分で考える機会を奪わない」
これはむしろ子供が大きくなってからの方が意識しておく必要があると思う。

 

高校受験はしんどいから中受させておきたい。
大学がついている高校に行ってくれたら楽。
指定校推薦で合格してくれたら確実だから、車買ってあげるから決めちゃいなさいよ。

 

「子供の挑戦を一番邪魔するのは親なんです、特に母親がガマンができない」
そうおっしゃる高校の先生にたくさん出会った。

 

 

そこまで極端じゃなくても、

怪我したら心配だからスキーは止めて。
テロとかなんとか心配だから海外なんて行ってほしくない。
ライブなんて、変な人もいるかもしれないからやめといた方がいいんじゃない?・・・etc

 

子供のことが大切だからこそ、先回りして行動を制限しようとしてしまう。

でも、それは大きな大きな機会損失かもしれない。

このやわらかい感受性でたくさんの宝物を受け取れたはずの経験をやめさせるなんて。

 

 

と。えらそうに言ってますが私もそれはそれは心配性です。
高校生になった息子や中2の娘の帰りが遅いと、

それはそれはありとあらゆる悲劇を想像しては

胸がつぶれそうになってLINE入れまくったりします。妄想の領域です。

 

でも、長男を出産した直後、母に言われた、

 

「男の子を産んだからには覚悟しなさい。
ありとあらゆる心配をかけるけど、男の子はそういうものだと腹をくくって、やらせなさい」

 

という言葉を今も時折思い出し、親になるということは

その先一生覚悟を決めるっていうことなんだ、と言い聞かせています。

 

 

母親は心配するのが仕事。お腹一杯にしてあげるのが仕事。
でも、じゃまはしちゃいけない。

 

英語ギライの長男が、何気なくすすめた夏休みのホームステイに前のめりになり、申し込むことに。
カアサン、3重にも4重にも腹をくくり、送り出そうと思います。心配だけど。


ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
記事URLをコピーしました