中受しないことへの不安
「中受、終わりました~!」という声を耳にすることが増えてきた、今日この頃。
一足早く、サクラが咲き始めているようですね。
うちの次男は現在小5。
周りには中学受験に向けてめちゃくちゃ勉強を頑張っている子もいて、塾代が大変だとか、塾についていくために個別指導塾や家庭教師をつけるなんて話も聞いたりします。
では我が家の次男はどうかというと、勉強なんて大嫌い。
宿題と最低限の家庭学習が終わっていないとゲームができないので、しぶしぶ、しぶしぶ40~50分程度、やらされている感じです。
それ以外の時間はずーっとYouTubeでゲーム実況か替え歌を見ています。
中学受験どころか、まともな勉強習慣すら身についているかというとあやしい。いや身についてない。
彼に中学受験は合わないからやらないと決めていても、中学受験をしない我が子を見ていてモヤモヤ不安になるのはなぜなのか。
ちょっと向き合ってみようと思います。
取り返しのつかないことがあるんじゃないか説
まだ頭がやわらかく、親のコントロールがある程度効くうちに学習習慣をつけた方がいいんじゃないか。
長時間机に向かえる習慣づけや集中力、胆力は一生ものなんじゃないか。
受験勉強による小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を高めることにつながるんじゃないか。
受験を乗り越えてきた「頑張れる仲間」と過ごす学生生活、という環境が成長につながるんじゃないか。
そんな風に「やらなかったことで激しく後悔する未来があるかもしれない」ことが怖い、というのが親が不安を感じる理由のひとつなんじゃないかと思うんです。
自分が決断しなかったせいで、子どもの人生に与えてあげられないものが出てしまうのかもしれない。そんな未来が怖いんじゃないか。
じゃあ同様に中学受験をしなかった長男や長女はどうなんだ。
取り返しのつかないことになっているのか?
19歳になる長男に直接聞いてみると、
「小学生から大学受験までの期間の、勉強の総量が足りていればいいんじゃない?
オレは小中学校のころは全然勉強していなかったけど、その分高校になってなんか急に数学や物理に目覚めたからね。オレはこのタイミングでよかったと思う」
とのこと。
長女も「大事なのは中学だから、その時期にちゃんと勉強すれば十分だよ」と。
彼女はコロナ休校期間に数学に目覚めて数検を取るために猛勉強したのが自信になったらしく、大学受験に向けて武器に育てています。
・・・ふたりとも、ちゃんと自信も自己肯定感も育ってるみたい。
中受で身につくものもあるかもしれないけれど、中受でしか身につかないのかも同時に考えるといいかもしれないですね。
自分はやっていないことを人が頑張っていると不安になる説
貯金でも投資でも、資格取得や転職でも、
自分がやっていないことを周りが頑張っているとむやみに不安になりますよね。
「あれ、私はやらなくていいんだっけ?」と。
でも人と自分で前提は違うし、
それをやる目的やゴールが決まっていないのに「周りがやっているから」と思考停止で「とりあえず」流れに乗って、
果たしてそれで本当に不安を手放すことができるのでしょうか。
中学受験をするかしないか、
転職をするかしないか、それが正解なのかどうかはだれにもわかりません。
正解は自分で決めるしかない。
「これが正解だったんだ」と思うためには、自分の選択をちゃんと自分でしっかり考えるプロセスが必要なんじゃないかな、と思います。
中学受験をしないからといって、次男は頑張っていないわけじゃない。
彼は今日、茨城県で開催されるハンドボールの大会に参加するために早朝から出かけていきました。
ハンドボールは空中の格闘技と言われるくらい当たりの強いスポーツですが、実は非常に緻密な戦略を必要とします。
体も頭もフル回転のスポーツなんだそう(だからか、ハンドボールの中学や高校の大会にはそうそうたる進学校がうじゃうじゃ出場)。学年が上がるほど、頭脳戦になるんですって。
まあだから、YouTubeばっかり見てるけど、頭を使う場面がないわけじゃないことだし、いいか。
不安になりそうな時ほど、思考停止になることなく、ちゃんと考えているか点検するのがオススメですよ。
今日もありがとうございました。
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