今さらですが・・・ぶっちゃけコーチングって何?にお答えします
こんにちは。
中原絵里子です。
これまで散々、コーチングのお話をしてきましたが、
そもそもコーチングって何?
どういう人が受けるといいの?
受けるとどうなれるの?
と思っていらっしゃる方も多いのでは?ということに今更気が付きました。
かくいう私も、会社を休職することになるまで、コーチングといえば
「管理職になると受ける研修」というイメージでした(汗)
アメリカはカウンセリング文化が根付いているので、一般の人でも
ライフコーチとビジネスコーチを両方つけている、なんていうことも当たり前の
ようですが、日本ではまだまだ認知度が高くないのが現状。
本屋さんに行ってもコーチング関連の本はまだまだ少ないですし。
そこで今日は、「ぶっちゃけコーチングって何?
受けるとどうなれるの?」という疑問に対して、
私なりの解釈でお伝えできればと思います
コーチングは本来「馬車」を意味する「コーチ」から来ていて、
クライアントを目的地まで導く、ということを意味しています。
何か迷っていることがある時や、進む方向を決めたい時、
目的に向けて大きな意思決定をするために第三者の意見を聞きたいという時など
にはコーチをつけると、目標に向けて最短距離で、楽しみながら、
自信を持って進んでいくことができます。
そしてその道の途中に道をふさぐ課題が出てきたしても、
それをどう乗り越えるかを一緒に考えられたり、
はじめははりきっていたのに途中で行動が続かなくなってしまったり、
易きに流されそうになったりしたときに、コーチと進捗を確認することで
モチベーションを維持できたり、目標やペースの見直しができたりします。
でも私はコーチをつける価値は、「自分で答えを出す」ところにあると
思っています。
例えば転職しようかな、と思った時、一般的には転職エージェントに相談しますよね。
でもエージェントは成果報酬なので、成約してフィーがもらえます。
なのでおすすめされた会社が本当に自分に合ったベストな会社なのかは
わかりません。
じゃあ占いに行ってみよう、という人も多いですが、占いに行く目的って
自分で決められないから誰かに「こうしたらいいよ」と答えを決めてほしい、という
ところにある場合も多いですよね。
きっと根拠はあるのでしょうが、素人にはわからないので
「じゃあ言われた通り会社を辞めて、南の方角にある対人関係の仕事につこう」
とまで決心するのは難しいのではないでしょうか。
どちらかというと、自分の中になんとなくもう答えは決まっていて、
それでいいよって背中を押してほしいから、そうじゃない方の結果を告げられると
なんだかんだ言い訳をつけて、信じないことにしたり。
人生の大きな選択をする時に、誰かの利益のためにいいなりになったり、
根拠の見えない意見に左右されて決めてしまうと、その後
何か課題が出てきた時に誰かのせいにしてしまうかもしれません。
コーチは、100%クライアントの話に集中して聴き、一緒に思考を整理し、
本当に自分が望んでいるものが何なのか、
自分の行動を止めているものは何なのか、
目標達成のために必要な心の状態や、周囲のサポートが得られる環境を
作れているのか、
などを確認していきます。
自分一人では思いもしなかった質問を投げかけられて、
その問いの答えを考えていくうちに、だんだん自分の思考にアクセスできるように
なって、最終的に自分で結論を出して、何から始めるか決められるようになる。
これが、コーチをつける最大のメリットだと考えています。
誰かの意図に動かされたわけでもなければ、
誰かの意見に流されたわけでもなく、
必要な思考のプロセス経て自分で決めた答えだから、納得できるし、
ワクワクできるんです。
「コーチ」という言葉のイメージから、スポーツのコーチを連想されて、
練習メニューを決めて横で出来ているか監視しながら叱咤激励する、
というシーンを想像される方もいらっしゃるのですが、
コーチはあくまで聴き手であり、相談者であり、客観的な立場から必要に
style=”font-weight:bold;”>応じて意見を述べるだけで、何をすればいいなどのアドバイスはしません。
ただ、だれよりもクライアントが目標達成できると信じ、励まし、一緒に考えて
最適な問いを投げかけます。
私のありたいコーチのイメージは、よくドラマで主人公の同僚とか親友が
屋上とか公園のベンチで相談されているシーンがあるじゃないですか。
あの、同僚のイメージです。
「そんな風に言っているけれど、本当にあなたが望んでいることってそれなの?
私にはそうは聞こえないけど。何から逃げているの?」
みたいなことをストレートに投げかけて、主人公がハッとして走り出す、的な(笑)
一番の味方だけど「私は別れたほうがいいと思う」みたいに意見を押し付けることはせず、
「逃げているように見えるよ」
「本当に望んでいることをしているように見えないよ」
みたいに、本人が気が付いていない意識や感情を伝えてあげることで、
初めて自分が本当はどうしたいのかわかるから、動きだすことができる。
そういう、「頼れる同僚」ポジションになれたらいいな、と思っています。
少しコーチングのイメージ、わきましたでしょうか?
必要な時はいつでも、屋上に呼び出してくださいね(笑)
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子