「価値観が違う」人と一緒にいるからこそ得られるもの
来月で、結婚19年目を迎えます。
結婚するまでは、夫としての彼はどんな人なのか、父親としての彼はどうなるのか、
なってみないとわからないもの。
ガッカリすることもあるのかな・・・と思ってはいましたが、
これまでに彼にガッカリされられたことはありません。
あ、完璧なダンナというわけではもちろんないんです。
ご飯炊いておいてと頼むと「取説どこ?」と聞かれるし、
この19年間で彼が自分で洗濯機を回したことがあるのは、衣替えの時に
洗いたくなったものが出てきた、数回程度。
仕事が忙しすぎてお迎えは99%私だし、病気対応も私。
私が気になること(食卓に使用済みの靴下置かないで!とか)は気にならず、
私がどうでもいいと思ってしまうことは気になる(ちゃんとハサミがあるべき場所にない、とか)。
でもそんなことは離婚の危機になるほど深刻じゃなくて、ごく普通に発生する
「違い」なのかなと、許容できる範囲。すり合わせできるから。
私がきっとガッカリするのは、仕事に対する姿勢がいい加減だったり、
同僚を見下していたり、世の中のニュースを見ていて何気なく口にする感想だったりが
「え、こんなこと言う人だったんだ・・・」と思ってしまうこと。
でもそれが今まで一度もないというのは、なかなかあの時の私、見る目あったなと。
実は彼と出会う前に少し付き合っていた人がいて、その人はとても自分と似ていて、
一緒にいて安心するし、身の丈にあっているというか、すごく近い存在だと思っていました。
でも夫に出会って、似ているとか安心とかは感じたことがなく、ひたすらザワザワして、
「この人と一緒にいるとこの先どんなことがあるんだろう、
もしかしたらジェットコースターみたいな人生なのかもしれないけれど、
自分だけだったら見られない景色を見せてくれそうな気がする」
と直感的に思ったことが、この人と結婚したいなと思った理由な気がします。
え、今日はノロケですか?という投稿のようですが、違います(笑)
分類の仕方はいろいろな区切り方がありますが、人にはタイプというものがって、
近しい人と、自分とは違うタイプがいます。
私の所属しているトラストコーチングスクールでも、コミュニケーションタイプ診断という
ツールを使いますが、私のタイプと夫のタイプは対極。
同じタイプの人と一緒にいると落ち着くし、安心するし、
欲しい言葉を簡単にもらえたりするけれど、
もしかしたら成長はしにくいのかもしれません。
一方で、「そんな感じ方するんだ」「こんなアプローチでやる気が上がるんだ」とビックリする
ようなタイプの方と話をしていると、価値観のの違いからぶつかることもあるけれど、知らない世界が広がっていってどんどん新しい視点が増えていく
ように思います。
家庭に成長は求めない、ひたすら共感と安心が欲しいと思うタイプの方は、同じタイプの方と
結婚した方が幸せなのかもしれないし、
一緒にいるだけで刺激をもらえる、世界が広がることに価値を感じるタイプの方は、
いつまでも飽きないなあと思える相手だと楽しいかもしれません。
これは夫婦に限らず、自分の子供でもタイプは同じじゃないかもしれないし、
まして職場の方や義理の両親、友人など周りの方が持っている価値観はそれぞれ違う。
この人は共感してほしい人。
この人はやる気に火をつけてほしい、自信の後押しをしてほしい人。
この人は論理的な根拠がほしい人。
この人はとにかくやってみたい、好奇心を抑えきれない人。
どんなコミュニケーションが心地いいか、どんなアプローチをしてくれれば
安心するか、褒められたいのかハッパをかけてほしいのかなど、
それぞれのツボがわかっていればもっとうまくやっていけるようになるし、
何気ない言葉に励まされたり救われたりするかもしれない。
それを見極めるためには、相手に興味を持つことが欠かせません。
わからなければ、本人に聞いてみる。
自分と同じ人は一人としていない前提に立って、周りの大切な人の価値観を
知ることが、よりよいコミュニケーションの第一歩なんだと思います。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子
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