思春期の子供に対しても、親として怠ってはいけないこと
連休中に、中3の娘がハンドボールの大会に出場する選手を決める
選考会があるというので、朝5時前に起きておにぎりを準備して
見送ろうとしたのですが。
「いらない」
娘は受け取ってくれず、行ってきますも言わずに
出ていってしまいました。
思春期の女子はこんなもんだと思っても、
私の存在を拒絶されたような気持ちになってしまい、
怒りとさみしさと悲しさで、モヤモヤが止まりません。
なぜ彼女はあんな態度なの?
私に何か不満でもあるの?
早朝出発して夜9時頃まで帰らないから
朝も昼も夜もコンビニで買ったものじゃ
体によくないと思った私の気持ちは?
ぐるぐる考えているうちに、ふと、
「自分のことばっかり考えているけれど、彼女の気持ちは?」
「私はどうしたいの?どうなったら満足なの?」
という問いが出てきて、いったん冷静になろうと言い聞かせました。
まさか一次選考を通過できると思っていなかったから
最終選考に向けて気持ちが高まっているのかもしれない。
食べすぎると胃が痛くなるから、
運動する前はあまり食べたくないのかもしれない。
緊張しているから、おにぎりじゃなくて甘いものを食べて
リラックスしたいのかもしれない。
私のことを無視しているんじゃなくて、
おにぎりが欲しいか欲しくないかという問題だけ。
それに対して私が過剰に反応しすぎているだけなのかもしれない。
私が本当に望んでいるのは彼女の健康状態がベストに保たれることと、
選考会で悔いのないプレイができること。
「自分の思いやりを受け取って感謝されること」ではないはず。
ただ私は、思春期になって関わり方が難しくなっても、
変わらず娘を大切に思っていて、
彼女のために何かしてあげたいと願っていることを、
「早朝起きておにぎりを作る」という行動で表現した。
でも、母親の愛情を受け取ることと、おにぎりを受け取ることは
イコールじゃない。
問題を大きくしすぎてしまうと、
自分で自分を傷つけることになる。
今問題になっていることは何か?
自分が本当に望んでいることは何?
きちんと冷静に、客観的に捉え直すだけでも
自分を守ることにも、相手を守ることにもつながる。
コーチとして独立してから、しばらく必死でコーチングを勉強したり、
誰にどうやって届けていくのか試行錯誤したり、
暇さえあればセルフコーチングをして思考力を鍛えたりと
四六時中頭の中がコーチだったということを、今回改めて感じさせられました。
一日に長い時間でなくてもいいから、
100%意識を子供に向ける時間を持ってほしい。
100%の意識で子供の話を聞く時間を持ってほしい。
それで子供たちは心から安心することが出来るから。
マザーズティーチャーとして、こんな風にお伝えしてきたのに、
自分が出来ていなかった。
特に子供が大きくなってきて、手がかからなくなると、
つい自分が新しい事に挑戦し始めたことを言い訳に、
子供に意識を向けられていなかったのかもしれない。
小さい子と違って、大きくなってくると「ママ、こっちを見て!」なんて
言わなくなるけれど、何らかの形でツケは必ず回ってくると思っています。
緊張、興奮、不安、恐怖、誇らしさ・・・
子供の感情が揺れている何かのサインを
私は見落としていないだろうか?
言葉はなくても、「気付いているよ」「見守っているよ」という
こちらからのサインも、きっと子供は敏感に察知している。
「今ママの意識は自分に向いていない」と気付くと
怒る代わりに「あきらめる」場合もあるんだろう。
そんなことになる前に、子供1人ひとりに100%意識と関心を向ける時間を
5分でもいいから持つようにしよう。
そんな大切なことに気付かせてくれる、ちょっとしょっぱいおにぎり事件でした。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子
https://www.erikonakahara.com/index.html
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