子どもの興味のドットを広げる仕組み
我が家には、大学生ズとの間で、生活費の仕送りとは別に「書籍代精算システム」があります。
月3000円以内であれば、本を買った実費を精算するというもの。
その際、レシートなり明細なりを見せることが条件になっています。
これがなかなかに機能していて、毎月せっせと長男と長女は「こんな本買ったから精算して~」と請求してきます。
こんな作家知らなかった、この本見たことないけどどんなテーマ?どんなとこがおもしろいの?と気づきになったりとか、
本を通して子どもを知ることができたり、
子どもを通して本を知ることができる。
先日も長男がオードリー・タン氏の本を買っていたので、
「オードリー・タンに興味あっタン?」
「大学で特別講義があって、抽選に当たっタンよ」
みたいなくだらない会話をしつつ、
その後YouTubeでオードリー・タン氏の対談などを見つけたら紹介したり、AIの活用について話したり。
そうかと思うと、西洋美術史やら旧約聖書やら、ギリシャ神話やらセメントやらの本を買っていたりする。
自分がこれまで買ってない本を読んでいるとわかると、俄然読みたくなる(セメントは無理だけど)。
読む本を選ぶときには、将来役に立つとか立たないとか、まったく関係ない。
とにかく興味のドットをいっぱい広げていけばいい。
何と何がいつどこでつながって、うわおもしれえ!!ってなるかわからないし、役に立てるために読むだけが本じゃない。
バイトやら課題やら友達付き合いやらクラブワールドカップやら半徹夜明けの仮眠やら、大学生の時間は果てしなく濃密で、譲れない戦いが日々繰り広げられているなかで、
金銭的なものより、本に時間を投資しようという気持ちの方がハードルは高いのかもしれない。
だからせめて、本を読むための金銭的なハードルだけはちょっとだけサポートしてやろうと、毎月3000円の投資。
いっぱい読みな。
日本のためになってもならなくても、自分の糧にはきっとなるから。
ライツ社という明石にある出版社で連載されているこのシリーズ。
漠然と「テスト勉強よりむしろ長期的に考えたら本を読む方が大事じゃね?」と感じていたことを裏付けてもらえた気がします。
3人とも、さあ読め読め。じゃんじゃん読め。
カアサン、あんたたちの本代稼ぐためなら頑張って仕事するからさ。
月3000円出すことはできるけど、興味がない人に無理やり読ませることはできない。
本の世界がいかに魅力的なものだと感じさせるか、
それは親自身がせっせと本に夢中になることしかないんじゃないかと思っています。
はー、本代稼ぐために仕事しよ♪

失われた30年は、本を読まなかったせい?日本は「世界一学ばない国」になっていた|ライツ社
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