ライティング

心配も使いよう

ericoach1

先日とあるポッドキャストを聞いていて、
気づいたことがありました。

このところ立て続けに新しいクライアントとのお仕事が入り、
「ご期待に添えるだろうか」「ガッカリさせないようにしなければ」
と不安の方が先立つ毎日。

(5月のお仕事がぽっかり空いてしまったので、頑張って営業したのでした)


特に一つはブックライティング塾経由でご紹介いただいた案件だったので、
期待に応えられなかったら塾長にもご迷惑をかけるのでは・・・と
勝手に余計なプレッシャーをかけていました。

でも不安を持つことは良くないことだ、なんとかしなきゃいけないことだと思い込んでいたんですが、もしかしたらそうでもない側面もあるのかも、と気づけたんです。

テーマへの理解に自信が持てないから、
構成力が心配だから、準備に準備を重ねるし、

当日も真剣に聞くし、それを何度も聴き直すし、
いつもより構成も推敲も時間をかける。

自分の聴く技術が足りていないかもしれないから、
インプットしながら当日聴きたい流れをしっかり検討し、
聞き逃したキーワードがないか、録音した音声を繰り返し聴く。

もし私が「だいぶインタビューに慣れてきたし~」なんて慢心があったら、
きっとここまでやっていないと思うのですよ。

不安があるから、徹底的につぶせるものはつぶそうと、あれやこれや動くわけで。

そうすることで結果的に、なんとか大きく外さずに済んでいるのかもしれないんですよね。
今回は特に新しい取引先で不安が大きかったので、いつも以上に準備とインプットした結果、納品後は非常にスムーズでした。


スケジュールにしても、「もし風邪を引いたら?」「もし全然やる気が出なくて書けなかったら?」と心配で、出来る限り前倒しで書いてしまうし。

そのおかげで、急な依頼にも対応できる余白につながったり、
思ったより早く進んだから午後は映画を観よう、なんてこともできる時もある。


要は、心配も使いよう。
一見ネガティブな部分も、うまく活かせればいい結果につながることもあるし、

自分では弱点だと思っている点のおかげで、だれかの利益を生んでいるかもしれない。


あなたが自分の「欠点」だと思っていることは何ですか?
それを活かせるとしたら、だれのために、どんな使い道がありそうでしょうか。

(私みたいに)実はもうすでに恩恵を受けていることがあるかもしれませんよ。

ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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