ライティング

コミュニケーションの大前提

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先日、親子コミュニケーションをテーマに取材を受けました。

いつもは取材をして記事を作成する側なのですが、
今回は話したことを元に書き起こしてもらう立場。

取材される時ってこんな風に感じるんだ…
というメモしておきたくなる気づきもありましたし、

その後記事の内容確認が届き、
今度はどんな視点で見るべきか、
どこまで修正依頼をするかという迷いを感じました。

自分の話を忠実に再現するのが「いい原稿」というわけではない。

だから、いち読者として客観的に読んでみて、
飛躍していると感じるところや、
つながりがわかりにくいところがないかを確認することに。


自分だったらここじゃなくてこっちを使うだろうな、
じゃあなぜライターさんはこの話を取り上げたんだろう・・・?
などと想像するのも勉強になります。

聞き手も書き手も、当然ながら自分とは違う人間なので
同じ話が耳に入ってきても、反応する部分は違うし
意味の捉え方も違う。

同じ言葉を違う意味で使っていることもあります。

それは悪いことじゃなくて、当たり前のこと。

だから「違う」ことを前提に、
AからBへ「伝える」ということの難しさをどう乗り越えるのか、
真剣に向き合うことが大切なのだと思うのです。

自分の頭の中を再現するだけなら、自分で書いた方が早い。

でも第三者を介するから、意味が豊かになったり、
より参考になって役立つ内容になっていたり、
やさしい表現になったりする。

伝わったことが、伝えたこと。
それがコミュニケーションの大前提。

私の伝えたことがどう受け止められ、
どんな視点が付加されて、
どこに方向づけられているのか、
それによってどんな景色が見えるのか、
表現とコミュニケーションのスキルをできる限り磨きながら向き合っていかなきゃ、と感じさせてもらいました。

#ライター #コミュニケーション #コーチング #インタビュー


ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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