「べったり一緒」は突然終わりを告げます
学校再開も、いよいよカウントダウン。
我が家の小学生は、6月1日からまず隔日登校で、2時間程度の授業からスタートです。
地区で分けて、まずはクラスをだいたい半分にわけて登校をずらす作戦。
久しぶりなのに、地区が違うから会えない友達もいるけれど、2週間のガマンだね。
ママたちの中には、
「喫茶店で30分でもいいから、一人の時間がほしい」
「映画館で大人向けの映画なんて、もう何年見てないだろう。
自粛期間が明けてもまだ当分無理かな・・・」
なんて、ひとり時間を切実に求めている方も多いかもしれません。
私もそうでしたね・・・。
仕事に復帰してからは、ランチは(座席でコンビニ弁当だとしても)別でしたし、
打ち合わせなどがあったら中途半端な時間なら直帰にして、喫茶店でちょっと
仕事したりもできましたが、
在宅ワーカーだったり専業主婦だったりすると、もうずっとべったりだったりして、
トイレにすらゆっくり行かせてもらえず、いつまでも片眉のままだったり。。。
でも、「ずっと一緒」はある日突然終わります。
小学生になって、サッカーや野球やバスケなどを始める場合は、週末は基本練習で
「1泊でお出かけ」「ちょっと遠出していちご狩り」なんて、なかなかできなくなる。
早い子は1年生から入部したりしますしね。
3、4年生になると、友達>親に。
空いている時間は、友達と遊びたい。
友達の家に行きたい、公民館に集まる、公園で遊ぶ・・・。
友達と一緒にいるところに、親には来てほしくないといわれる。
そして中学生になると、部活。
土日は試合、平日は練習。
我が家は長男、長女ともにハンドボール部でしたから、
週6で部活。
たとえ練習試合でも、休むなんてありえない。
どうしても!といって無理やり家族行事に参加させるときは、
「法事」ということになってました。
行き先が北海道でも沖縄でも、長期休みの旅行は「部活があるから残る」と言われ、
めっずらしくオフの日があったとしたら「部活の友達と遊ぶ」。
こんな風に、悲しくなるくらい親の優先順位は下がっていくんですよね、突然。
だから、この自粛期間はとても貴重な家族の時間でした。
こんなにゆっくり話したり、そろってごはんを食べたり、プライムで映画を見たり、
ゲームをしたり・・・なんて、もう5年分ぐらい先にいただいちゃった感じです(笑)
その自粛期間も、もう残りわずか。
また彼らは彼らの世界に戻っていきます。
あんなに早く始まってほしいと思っていた学校や幼稚園も、
日常に戻ってしまったら、恋しくなるかもしれません。
まして、あと数年で確実に一緒に歩く時間なんて、とっても貴重なものになってしまうんです。
そう考えたら、残された今週のSTAY HOMEを、どう過ごしたいですか?
お子さんと、どんな時間を過ごしたいですか?
どんな話をしておきたいですか?
お子さんが巣立って、振り返った時に「あの時間はあれはあれで楽しかったね」と
思い出すために、どんなことが出来そうですか?
私ももう少し、仕事の手を止めて次男の「巨大迷路」に付き合ってあげなくちゃ、と
思っています。
今というかけがえのない時間、
時には「今ここ」に集中することも必要ですね。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子