対等な夫婦の定義って?

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「対等な夫婦」の定義って?

 

 

私は結婚するとき、夫とは対等な関係でありたい!と思っていたし、そう主張していました。

 

それは自分の両親の影響が大きいように思います。

 

 

父は東北の農家の6人兄弟の末っ子で祖母が40歳の時に産まれた、長男とは20歳年の離れた子供

だったので、筋金入りの甘えん坊気質。

 

 

母は九州男児の長女として、祖父が身の回りのことを「あれだ」「これを」と全部任せる

のをハイハイと従う家庭だったこともあり、「女は3歩下がって夫の面倒を黙ってみる」と

思い込んでいるタイプ。

 

 

そんな二人が運命的に出会ってしまったせいで、父が足を上げれば靴下を履かせ、

帰宅すればジャケットを脱がせて、夏は冷蔵庫で冷やしておいた・冬はレンジで温めたおしぼりを手渡す夫婦。

 

 

私たちが母に何かをねだったり、許可を求めたりしても、「お父さんに聞いてみなさい」。

母が自分の意思を示すことはほとんどありませんでした。

 

 

そんな両親の関係が、ずっと従属的なものに思えて、それが嫌で「私はそんな夫婦関係は

嫌だ!対等に夫に意見を言える人でいたい」と思っていました。

 

そのためには、「経済的に依存していたら対等にはいられない」と、

フルタイムでの仕事を継続。

 

 

仕事も家事もお互いの役割を分担しあうことが対等なんだと思い込んでいたようです。

 

 

夫は家事が一切できない人なので、日々の食事作りや洗濯、炊事、掃除などは私が担当。

保険や将来的なファイナンシャルプランニング、大物を購入するときの事前リサーチや

家電や家具の組み立て、子供の教育方針決定などは夫が担当。

 

保育園の送りは夫、迎えは私。

 

夫婦の会話も、仕事上の悩みや課題を相談しあったり意見をしあったり。

 

そんな関係が「対等だ」と思って満足していたようです。

 

 

でも私が会社員を辞めて、フリーランスになった途端、急にそのバランスが私の中で崩れました。

なぜなら、会社員の頃ほど「稼いでないから」

 

 

夫に「生活費を入れて」と頼む屈辱感。

Amazonで何か注文している様子を見て「ずるい」と感じてしまったり、

「コロナが落ち着いたら旅行行きたいなあ」と言うのを聞いて、

「そんな余裕あるのか!?稼いでくるのはあなただけど」と心の中で突っ込んだり。

 

 

わー、めんどくさいですね(笑)

 

でもある時コーチ仲間からの

 

「絵里子さんの考える対等な夫婦って、どういう夫婦なんでしょうね?

どうなっていたら対等だと思えるのかな?」

 

 

という問いをもらってから、

「どういう夫婦が対等なんだろう?私はどうありたいんだろう?」

と考えるようになりました。

 

 

本当に、稼いでいないとだめなの?

同じように社会で活躍していないとだめなの?

 

 

まだ答えは出ていませんが、そう考えているうちに、

うちの両親の夫婦関係も従属関係なんかではなく、

二人にとってはきっと対等なんだろうな、と思い至りました。

 

 

あの当時には珍しく、田舎から上京して短大で心理学を学んで、マーケティング関連の

仕事をしていた母でしたが、「家庭に入って支えてほしい」という父の要望を聞いて

専業主婦になり、時間が不規則だったり深夜まで帰宅しなかったり、接待でベロベロにされたり

長く単身赴任をしたり病気をしたり・・・という父を支え続けた母。

 

 

3時に起こしてと言われれば2時半に起きてコーヒーを入れてスーツを用意してから

3時に起こして送り出し、単身赴任が寂しくてたまらない甘えん坊の父が

毎日電話をかけてきても嫌な顔せず話し相手をし、

何時に帰宅しても夜ご飯を用意して待ち、自分はお茶を飲みながら仕事の苦労を

うんうんと聞く。

 

そんな母に父は全面的に甘えて支えられて、「妻や子供たちのためにも仕事をがんばろう」と

思えていたんだろうし、

 

そんな父を支えることで、母は自分の存在意義を感じられ、ますます「夫がくつろげる家庭にしよう」

と思えていたんだろうと思える。今なら。

 

そんな二人は、きっと対等なんだろうし、お互いを必要としてリスペクトしているんだろうなって

今なら思えるようになりました。

 

トラストコーチングで、言葉の定義は一人ひとり違うと学んだことも大きいんだと思います。

 

 

まだ答えは出ませんが、私なりの「対等な夫婦」「理想の夫婦」の在り方を、

もう少し考え続けてみようと思います。

 

あなたにとって、理想の夫婦関係って、どんなものですか?

よかったら、聞かせてくださいね。

 

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トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

 

中原絵里子

 

 

 

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ABOUT ME
中原絵里子
中原絵里子
編集・ライター・キャリアコーチ
大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。
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