徹底的に信頼する

息子が中学生の頃は、頭の中が部活のことばかりでまったく勉強に意識が向かず、

かなりイライラしていました。

週６で部活、オフのはずの1日もミーティングだの筋トレだのとなんだかんだ集まって

活動していて、帰ってきたら疲れている＝眠くてたまらない状態。

まったく宿題や課題を出さない中学ということもあり、好きなハンドボールを

思い切り楽しんでいて、それはそれで健全だし、何より楽しくてたまらない！

いい仲間に恵まれて幸せ！という様子の息子を応援してはいるのですが、

何せテスト前になっても全然スイッチが切り替わらない。

特に英語が壊滅的にニガテで、でもこの後高校入試でも大学入試でも

絶対に逃げられない、英語の配点が低い大学なんて見たことがない、ということを

知っているだけに、

「英語はやりなさい！」

「英語だけはやりたくない！！嫌いだから」

のいたちごっこを繰り返していました。3年間。

（写真はイメージです）

そのストレスにお互い参ってしまい、高校生になってからは、

「とにかく徹底的に信頼する」

というスタンスに切り替えることにしました。

勉強のことは一切口を挟まない。

どんなにやっていなくても、すべて彼に任せる。委ねる。

それは今年高校受験を迎える娘も同じで、勉強については私は何も言わない。

私が心配したり口を出すのは、健康管理とストレス管理だけ。

（写真はイメージです）

そうしたら、なんということでしょう・・・。

もう「こ、これは夢・・・・？私、もしかして渡っちゃいけない川を渡っちゃったの・・・？」

と思ってしまうくらい夢のような光景が広がるようになりました。

食事が終わって少しくつろいだら、

「じゃあ今から数学だけやっちゃおうかな」と自ら部屋に戻って（！）、

自分が決めたプログラムに従って勉強する。

わからないところだけ質問しに来る（！！）から、今何をやっていてどのレベルの問題で

躓くのかも把握できる（私が教えられるのは英語と国語だけですが。数学と理科は夫担当）。

旅行やちょっとした散歩に出る時も、自分でバッグにテキストや課題図書を選んで

入れてスキマ時間に読んだり、娘のわからない問題をお兄ちゃんが教えてあげたり（！！！）。

（写真はイメージです）

「勉強しなさい」って、この二人には全然言わなくなりました。

小３の次男はまだ今学習習慣を身に着ける時期なので、決まったタイミングで

声をかけて付き添い、適度に褒め、自分の得意なことが何か自己認識できるような

声掛けをしたりしています。

でも、「管理されている」「強制されている」

と感じさせるような関わりはしないように心がけています。

一度決めたら、軸はぶらさない。

信じると決めたら、徹底的に信じる。

人から強制されたり管理されると、

やれないときに、それが「言い訳」になります。

でも信頼して任されていると、テストの点数も成績もすべて自分の責任。

息子も娘も目標にしている進路があるため、それが叶えられなかったら

自分の責任だということはわかっているようです。

だから自発的に動くし、なんとかしたい！ちゃんと自分を律しないと、と

思うようです。

手を放すのは最初はこわい。p>

でも、彼らが目指している目標達成のために一番有効な関わり方は？と

考えると、長い目で見たら自律してもらうのが一番いい。

そうしたら、とてもいいサイクルが回るようになりました

あなたのお子さんが目指している目標を、知っていますか？

その目標達成のために、一番いい関わり方は何だと思いますか？

お子さんの性格や状況や目標によって、それぞれ答えは違うと思います。

だからこそ、「知っているつもりになっていないか」

「その行動は誰のためのものか」をセルフチェックしてみることが

大事なんだと思います。

トラストコーチングスクール認定コーチ

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー

中原絵里子

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中原絵里子

編集・ライター・キャリアコーチ

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大手教育出版社に20年勤務後、独立。上阪徹ブックライティング塾9期生、トラストコーチングスクール認定コーチ。
東京在住、3児の母。 コーチングでは、主に働く女性のこれからの働き方を決めるサポートや、ライティングのサポート、挑戦したいことに向けた伴走を行っています。
ライティングでは、教育、勉強法、進路、働き方、コミュニケーションなどをテーマにインタビューや記事作成、ブックライティングを行っています。