向き・不向きを決めるものとは
先が見通せなくて不安を感じると、つい「占い」や「診断」と名前がつくものに
すがりたくなる時って、ありますよね。
私も会社を辞めるべきか迷った時に、よく当たると評判のオーラ占いを
受けましたし、先日は超大手企業の会長や代表などの顧問もしているという
バイオリズム分析を受けました(これはコーチングに生かせるかな、というインプットが主な目的ですが)。
そこで自分の望む結果ではないことを言われた時に、どう受け止めるべきか。
例えば「あなたはコーチには向いていない」とか、
「会社を辞めるべきではなかった」と言われた場合。
・・・そりゃあ、揺れますよね?(笑)
だってもう辞めたわけだし、コーチとして走り始めているんだし。
以前の私だったら、グラグラに動揺して、
セカンドオピニオンだ!と言っては別の診断や占いを受け、
おみくじを引き、友達に愚痴り・・・とあちこちに不安をばらまいていたような気がします。
でも、今の自分は、意外と冷静に受け止めているな、と思います。
だって、「向いているかどうか」を最終的に決めるのは私じゃないから。
私にコーチングしてほしい、と言ってくださるクライアントがいらっしゃる限り、
心の底から信じて応援するし、その方の目標を決めたり、
その目標達成に向けてやるべきことを一緒に全力で考える。
そのスタンスは変わらないと思います。
そのコーチングを受けて、「この人でよかった」「このコーチと一緒にこれからも頑張りたい」
と思ってくださる方が1人でもいるなら、コーチをやっていていいと思っています。
揺れることも、自信をなくすことも、迷うこともある。
でもそんな中でその都度自分と向き合い、必要な視点できちんと考えて、
行動を修正したり追加したりやめたりしながら、成長していく。
そんな努力を一生続けていくことが、コーチとして生きていくということだし、
それが出来るなら、コーチでいていいんじゃないかと思っています。
そしてそんな私からコーチングを受けてくださった方が、
「あなたにコーチングをしてもらってよかった」と言ってくださることが
向いているかどうかの判断材料であって、生まれた年月日で決まるものじゃないはず。
生まれ持った性質やタイプはもちろんあるはずなので、
それを自分の生きたい生き方の中でどう活かして、
どの部分は努力で補うのか。
それを考える機会になったのだと思って、今日も楽しく前を向いて、
コーチとして進んでいきたいなと思っています。
自分で決めたはずの目標や道に、「やっぱりこれでよかったのかな」と思うことは
誰にでもあります。
そんな自分を責めず、その不安の根っこにあるものは何か、
どうすればその不安の重りを外すことができるのか、
考えていくことが大切です。
自分だけの思考では気づかないことも多いので、そんな時はコーチの視点もご活用くださいね。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子
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