人がサービスを選び、お金を払おうと思う動機
人がサービスにお金を払おうと思う理由って?
コーチングだけでも様々なジャンルがあり、
資格を取得した協会もそれぞれに特長があり、
差別化のために強みや複数ジャンルの掛け合わせ、
魅力的なコピーなどで選ばれるためにアピールをしていますよね(私もその一人)。
正直、どこからどこまで信じていいのか・・・と思うくらいすごい修飾語がたくさん
ついていたり、似たようなサービスがあったりして食傷気味、ということもありますが(笑)、
そんな中でも確実に選ばれているサービスは、確かに存在します。
なくても生きていけるけれど、こんなサービスがあるならぜひ利用したい!
と思う動機って、どんなことがあるんだろう、と考えてみました。
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動機1:「このサービスを利用すれば、変われそう!」
一番強烈なニーズはこれじゃないかな、と思います。
このサービスを取り入れれば、今の自分より自信が持てそう、力がつきそう、成功できそう、魅力的な自分になっているイメージが持てる。
「自信」「自分を好きになれる」ためなら、多少の投資はしてもいい、と思う人も多いのではないでしょうか。
動機2:「楽しそう」「やってみたい」
サービスを使うことそのものが楽しそう、やってみたいと思えるものは強いですね。
やってみている自分を想像するとワクワクする、というのはポチっとする衝動がわきやすい。
ただしちょっと余裕がある時じゃないと利用しないかも。
動機3:「やりたくないことを減らせそう」
例えば経費の管理など確定申告に向けた準備はフリーランスとしては避けて通れないけれどやりたくないこと。それを出来る限り省力化できるソフトがあるなら利用したいかも、とか。
ビジネスパーソンにとっては時間というのは大きな価値のあるもの。
ここに時間をかけたくない、エネルギーを割きたくない、というのも、サービス利用の大きな動機ですね。
動機4:「困っていることを解決できそう」
1~3に重なる部分もありますが、今自分が課題に感じていることを解決できるなら、お金を払う意義を感じやすいもの。
例えば、「いろいろ本を読んで勉強してみたけれど、どうしてもGAをうまく使いこなせない」「独立して会計や経理の知識も必要なのだけれど勉強している余裕がない」みたいな場合、専門家に教えてもらうことで今困っていることも解決できるし、かける時間を短縮することができますよね。
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ここまで考えてみて、私が提供している「コーチング」を利用しようかどうか、という方はどこに費用対効果を求められるのか?と考えてみると、
・「意欲にあふれた自分になりたい」「資格を取って独立できるようになりたい」(動機1)
・「話をきいてもらいたい」(動機2)
・「散らかってしまった思考を整理したい」(動機3)
・「職場の人間関係を良くしたい」(動機4)
どの基準も当てはまるな、ということがわかります。
人によって、サービスを利用したいと思う理由はそれぞれ。
同じではない、ということ。
(当たり前のことですが、提供する側が陥りやすいトラップかも)
自分の基準だけで考えてオススメしていると、
違うニーズを持っている人は興味を持ってくれないかもしれません。
でも別の角度で考えれば、自分のサービスで自分が提供できる価値はこれだ、と
思っていたけれど、違うニーズを満たすことができるかもしれない、
ということにもなるかなと思います。
そして、どんな理由で申し込んでくださったとしても、
そのニーズにお応えできるサービスを提供できる自分でありたいな、と思います。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子